文化祭・学園祭でバンドを組むことになった。ギター担当になったけれど、ほとんど弾いたことがない──。「本番までに間に合うのか」「何から練習すればいいのか」と不安になっている方は少なくありません。
結論から言うと、未経験でも3ヶ月あれば、バンドで1曲弾き切ることは十分に現実的です。ただし、限られた時間で間に合わせるには、練習の順番と曲の選び方にコツがあります。東京・新宿でギターを教えている現役プロ講師が、本番から逆算した準備の進め方を解説します。
本番まで何ヶ月ある?期間別の目安
| 本番までの期間 | 目安 | 進め方のポイント |
|---|---|---|
| 3ヶ月以上 | 1曲を通して弾ける | フォームと基本のコードから始めても間に合う。バンド練習の時間も確保できる |
| 2ヶ月 | 工夫すれば1曲弾ける | パワーコード中心の曲を選ぶ、難しい部分を簡略化するなどの工夫が前提 |
| 1ヶ月 | 役割を絞れば本番に立てる | 弾く部分と簡単にする部分を最初に決め、担当パートを絞り込む |
いちばん避けたいのは、本番直前になって「やっぱり弾けない」と気づくことです。期間が短いほど、最初の1週間で「何を弾くか・何を省くか」を決めてしまうのが成功のポイントです。
バンドのギターが「一人で弾く」より難しい理由
- ドラムやベースとテンポを合わせる:一人なら自分のペースで弾けますが、バンドでは全員が同じテンポで進みます
- 自分の音が聞こえにくい:ドラムの音量の中で、自分がちゃんと弾けているかを判断するのは意外と難しいものです
- 曲の構成を覚える必要がある:イントロ・Aメロ・サビ・間奏と、どこで何を弾くかを体で覚えておかないと迷子になります
- 全員で合わせられる回数が限られている:スタジオ練習の回数が少ないぶん、個人練習の段階でどこまで仕上げておけるかが勝負です
だからこそ個人練習では、音源やメトロノームに合わせて弾く練習を早い段階から取り入れておくことが大切です。
初心者に向いている曲の選び方
① パワーコード中心の曲
パワーコードは、2〜3本の弦だけを押さえるシンプルなコードです。形がほぼ一つで、その形のまま位置をずらすだけで多くの曲に対応できるため、初心者がバンドで弾くのに最も向いている弾き方のひとつです。ロック系の曲の多くはパワーコードで弾けます。
② テンポが速すぎない曲
速い曲は勢いがあって楽しい反面、テンポについていけないと一気に崩れてしまいます。最初の1曲は、原曲のテンポで無理なく弾ける曲を選ぶのが安心です。
③ ギターソロがない、または簡略化できる曲
ギターソロのある曲を選ぶ場合は、ソロを弾きやすく作り替える、もう一人のギターに任せるなど、担当を分ける前提で考えましょう。バンドの中での役割をメンバーと相談して決めておくと、練習の焦点がはっきりします。
未経験から3ヶ月の練習スケジュール(一例)
| 時期 | やること |
|---|---|
| 1ヶ月目 | ギターの持ち方、チューニング、ピッキングの基本。その曲で使うパワーコードやコードだけを覚える |
| 2ヶ月目 | 担当パートをゆっくりのテンポから練習し、少しずつ原曲のテンポへ。音源に合わせて弾く練習を始める |
| 3ヶ月目 | バンドで合わせる練習と、曲の最初から最後までの通し練習。本番を想定して、立って弾く練習もしておく |
教本を最初から順番に進めるのではなく、「その1曲」に必要なことから練習するのが、期限のある練習の鉄則です。曲に使わない練習は、本番が終わってからでも遅くありません。
本番前にチェックしておきたいこと
- 会場のアンプの使い方:備え付けのアンプを使う場合は、音量や音色のつまみの基本的な使い方を事前に確認しておきます
- 持ち物:シールド(ケーブル)、ピック数枚、チューナー、予備の弦。ピックは本番中に落とすこともあるので多めに
- 弦の交換は本番の数日〜1週間前に:張ったばかりの弦は伸びて音程が狂いやすいため、少し弾き込んでなじませておきます
- 「間違えても止まらない」:バンドは止まらずに進みます。多少のミスがあっても、次の小節から戻れることのほうが大切です
中学生・高校生の方、保護者の方へ
当教室では、軽音部やバンド活動、文化祭に向けた中学生・高校生のレッスンも行っています。部活の先輩や友人から教わるのとは違い、フォームや弾き方の癖を早い段階で直せるため、文化祭が終わったあとも伸び続ける土台が作れます。詳しくは中学生・高校生向けのギターレッスンのページをご覧ください。
🎸 文化祭・学園祭までに1曲仕上げたい方へ
3ヶ月で「本番の1曲」まで|ギター短期集中スピードマスターコース
週2回ペースの完全マンツーマンで、ギターを触ったことがない方も、本番の日から逆算して1曲を仕上げます。担当パートの簡略化やバンドでの合わせ方まで一緒に準備します。毎月1名様限定のため、本番の日程が決まったら早めのご相談がおすすめです。
よくある質問(FAQ)
文化祭まで1ヶ月しかありません。未経験でも間に合いますか?
余裕のある期間ではありませんが、あきらめる必要はありません。パワーコード中心のパートにする、ギターソロは省く、弾くのが難しい部分は伸ばす音だけにするなど、バンドの中での役割を絞れば本番に立てる可能性は十分にあります。大切なのは、最初に「どこを弾いて、どこを簡単にするか」を決めてしまうことです。
エレキギターをまだ持っていません。
バンドで使うのは多くの場合エレキギターですが、購入前の段階でもご相談いただけます。エレキギターは本体のほかにアンプやシールド(ケーブル)、チューナーなどが必要になるため、予算の中で何を優先するかも含めて考えるのがおすすめです。
部活や勉強が忙しくて、練習時間があまり取れません。
1日15分でも、やることが決まっていれば前に進みます。時間が取れない人ほど、曲に必要のない練習を省き、その曲で使うフレーズだけに集中することが効果的です。週に何日、何分練習できるかから逆算して計画を立てましょう。
まとめ
文化祭・学園祭までにギターを間に合わせるなら、未経験でも3ヶ月あれば1曲は十分に現実的です。パワーコード中心の曲を選び、その曲に必要なことだけを練習し、早い段階から音源やメトロノームに合わせて弾く。この3つを押さえるだけで、本番の完成度は大きく変わります。
「この曲は間に合う?」「どこを簡単にすればいい?」という段階でのご相談も歓迎です。無料カウンセリングでは、曲と本番の日程を伺ったうえで、間に合わせるための進め方を具体的にお伝えします。
🎸 東京・新宿でギターを習うなら
紅白出場クラスの現役アーティストやプロの作編曲家、ギター講師までが習いに来る完全マンツーマンのギター教室です。初心者の方も、レベル・ペース・目標に合わせたオリジナルカリキュラムでレッスンしています。
- コースと料金を見る 月2回から・おすすめは週1回
- 講師紹介・実績を見る 指導実績とメディア出演

