この記事を書いている人
Kaz Takayama|東京・新宿でギター教室を主宰。紅白歌合戦出場アーティスト、ミリオンセラーアーティストへのギター指導経験を持つ現役プロギタリスト・講師。
プロのミュージシャンや他のギター講師までもが指導を受けに来る、指導専門のレッスンプロ。誰もが知るメジャーアーティストから、メディアで「日本を代表するギタリスト」と紹介されたこともある。
日本テレビ「世界一受けたい授業」、TBS「ラヴィット!」、テレビ朝日「お願いランキング」など多数のメディアに出演し、各方面から取材依頼が絶えない。TBS「タイガー&ドラゴン」では日本のスクール代表として日韓対決にも登場するなど、日本一・世界レベルの本格レッスンを提供。

「ギターを始めて3ヶ月って、普通はどこまで弾けるものなの?」——レッスンの相談で、とても多くいただく質問です。

結論から言うと、正しい順番で練習すれば、未経験からでも3ヶ月で「好きな曲を1曲、コードを弾きながら通して演奏する」ところまでは十分に届きます。一方で、自己流で進めると3ヶ月たっても「コードの切り替えが間に合わない」「Fコードで止まったまま」という方も少なくありません。差がつくのは才能より、最初の3ヶ月に何をどの順番で練習するかです。

この記事では、テレビ番組などの企画で未経験の方を短期間で本番に立たせてきた経験から、3ヶ月の到達目安と、そこまで最短で進むための練習の進め方を解説します。

ギター初心者の3ヶ月の到達目安

練習時間や目標の曲によって変わるので、あくまで目安です。毎日少しずつでも触れていることを前提にしています。

時期できるようになること(目安)つまずきやすいポイント
1ヶ月目正しい構え方・チューニング、基本的なコードをいくつか押さえて音を鳴らせる指先が痛い、弦がきれいに鳴らない(音が詰まる)
2ヶ月目コードを切り替えながら、ゆっくりのテンポでストロークできる切り替えが間に合わずリズムが止まる、Fコード
3ヶ月目簡単なアレンジで1曲を通して弾ける。人によっては歌いながら弾く「弾き語り」の入口まで曲の途中で止まる、歌うと手が止まる

ポイントは、3ヶ月でギターのすべてを身につける必要はないということです。最初の3ヶ月のゴールは「1曲を通して弾ける」ことと、「その後も一人で上達を続けられる基礎と練習のしかたが身についている」ことです。

3ヶ月で差がつく理由|伸びる人と止まる人の違い

1. 最初にクセをつけていない

初心者のうちに身についた押さえ方や構え方のクセは、後から直すほうが時間がかかります。力の入りすぎた左手、手首が折れた構え方などは、最初の数週間で直しておくと、その後の上達速度がまったく変わります。

2. 練習する「順番」が正しい

いきなり難しいコードが続く曲を選ぶと、ほとんどの時間を「押さえられない」ことに使ってしまいます。まず鳴らしやすいコードで切り替えとリズムを覚え、そのあとに難しいコードへ進むほうが、結果的に早く1曲にたどり着きます。

3. 間隔を空けずに続けている

1週間ギターに触らないと、覚えかけた指の形はかなり崩れます。1日30分をまとめてやるより、毎日10〜15分でも触れるほうが初心者のうちは身につきやすくなります。

3ヶ月で1曲弾けるようになる練習の進め方

1ヶ月目:フォームと基本コードを「鳴らす」

  • チューニングを毎回自分で行う習慣をつける
  • 構え方・左手と右手のフォームを確認する(鏡やスマホで撮ると分かりやすい)
  • 押さえやすいコードから始め、1本ずつ弦が鳴っているかを確かめる

2ヶ月目:コードチェンジとリズム

  • 2つのコードを行き来するだけの練習を、ゆっくりのテンポで繰り返す
  • メトロノームやリズムアプリに合わせて、止まらずに弾くことを優先する
  • Fコードは完璧を目指さず、少しずつ鳴る弦を増やしていく

3ヶ月目:目標の1曲を仕上げる

  • 曲をパートごとに分けて練習し、最後につなげる
  • 難しい部分は簡単なコードに置き換えたアレンジで、まず通して弾けることを優先する
  • スマホで自分の演奏を録音・録画して、止まる場所を確認する

短期間で弾けるようになった実例

「3ヶ月は短すぎるのでは?」と思われるかもしれません。ですが、進め方を設計すれば、未経験からでも短期間で本番の演奏に届きます。当教室の講師がテレビ番組などの企画で指導した例です。

  • テレビ朝日「お願いランキング」:ギター未経験のトレンディエンジェル斎藤司さんが、24日・全8回のレッスンでスキマスイッチ「奏」の弾き語りを本番演奏
  • TBS「ラヴィット!」:サッカー元日本代表の本並健治さんが、Mrs. GREEN APPLE「僕のこと」のギター伴奏を3か月でマスターする企画
  • TBS「ラヴィット!ロック2026」:おいでやす小田さん・なすなかにしの中西さんが、約1ヶ月のレッスンで12,000人の前での本番演奏へ

共通しているのは、「本番で必要な技術に絞る」「つまずく場所を先回りして対処する」という設計です。独学では、この絞り込みと先回りが一番難しい部分になります。

よくある失敗と注意点

  • 最初から難しい曲を選ぶ:挫折の一番の原因です。最初の1曲は、使うコードが少ない曲かアレンジ版を選びましょう
  • 痛いのを我慢して長時間弾く:指先の痛みは慣れで軽くなりますが、無理をすると続かなくなります。短時間をこまめに
  • 動画を見るだけで練習した気になる:見て分かることと、手が動くことは別です。必ず実際に弾く時間を確保しましょう
  • 自分のクセに気づけない:独学の最大の弱点です。録画して見返すか、一度プロに見てもらうのが近道です

よくある質問(FAQ)

Q. 1日どれくらい練習すれば3ヶ月で1曲弾けますか?

A. 目安として、毎日10〜30分程度でも継続できれば十分に届きます。長さよりも、間隔を空けずに毎日触れることのほうが大切です。

Q. 大人になってから始めても3ヶ月で弾けるようになりますか?

A. はい。年齢よりも、練習の順番と継続のほうが影響します。当教室のスピードマスターコースでも、12歳の方から50代の方まで未経験から修了されています。

Q. アコギとエレキ、どちらが3ヶ月で弾けるようになりやすいですか?

A. 弾きたい曲に合わせて選ぶのが一番です。エレキは弦が細く押さえやすい一方、アコギは1本で弾き語りまで完結しやすいという良さがあります。

まとめ

  • 未経験でも、正しい順番で練習すれば3ヶ月で「1曲を通して弾く」ところまで届く
  • 差がつくのは、最初にクセをつけないこと・練習の順番・間隔を空けないこと
  • 1ヶ月目はフォームと基本コード、2ヶ月目はコードチェンジとリズム、3ヶ月目は1曲の仕上げ
  • 独学で難しいのは「必要な技術の絞り込み」と「つまずきの先回り」

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紅白出場クラスの現役アーティストやプロの作編曲家、ギター講師までが習いに来る完全マンツーマンのギター教室です。初心者の方も、レベル・ペース・目標に合わせたオリジナルカリキュラムでレッスンしています。

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