2026年9月18日時点の情報です。価格・仕様・発売日は変更される場合がありますので、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

スマートアンプ「Spark」シリーズで知られるPositive Gridから、足元に置けるフロア型の新モデル「Spark PEDAL」が発表されました。国内では2026年9月25日(金)発売予定です。

アンプの音作り・エフェクト・ルーパー・ヘッドホン出力・バッテリー駆動を手のひらサイズの1台にまとめた製品で、ライブ用というより「自宅練習の環境を丸ごと整える機材」として注目しています。公式情報をもとに概要を整理し、講師の視点で使いどころを解説します。

発表の概要

Spark PEDALは、Positive Gridのスマートアンプ「Spark」シリーズの技術をペダル型に落とし込んだモデルです。公式サイトでは、Spark 2と同じ「HD Tone Engine」を搭載していると説明されています。

スピーカーは内蔵していないため、音はヘッドホン、アンプ、PA、パソコンなどにつないで鳴らします。その代わり重さ0.56kgと非常に軽く、ギターケースのポケットにも入るサイズ感です。

価格・発売日

  • 希望小売価格:34,980円(税込・国内発表)
  • 発売日:2026年9月25日(金)
  • 国内の問い合わせ先:メディア・インテグレーション MI事業部(ギター・マガジンWEBの記載による)

※最新情報は公式サイトおよびギター・マガジンWEBの発表記事でご確認ください。

主なスペック

  • アンプモデル:33種
  • エフェクト:43種
  • ルーパー:60秒(録音/オーバーダブ/再生/停止/アンドゥ/クリア)
  • プリセット:6(3プリセット×2バンク)
  • フットスイッチ:3個
  • バッテリー:内蔵充電式/最長7時間駆動(充電時間約4.5時間)
  • 入出力:1/4″楽器用入力、1/4″ライン出力(L/Mono + R)、1/8″ステレオ・ヘッドホン出力
  • USB-C:オーディオ・インターフェース機能/充電
  • MIDI IN/OUT(1/8″)、エクスプレッション・ペダル入力(1/4″ TRS)
  • ワイヤレス:Bluetooth 5.0、Wi-Fi 2.4GHz
  • サイズ:幅175×奥行104×高さ54.8mm/重量:0.56kg
  • アプリ:無料の「Spark App」で10万以上のトーンを共有する「ToneCloud」やAIによる音作り機能に対応

※仕様はギター・マガジンWEBヤング・ギターPositive Grid公式サイトの記載によります。アプリの対応OSや機能の詳細は公式サイトでご確認ください。

講師の視点:自宅練習で効く4つのポイント

ヘッドホン出力とバッテリー駆動で「弾くまでの手間」が減る

レッスンで生徒さんから一番よく聞くのが、「ギターを出してアンプをつないで…という準備が面倒で、弾かない日が続く」という悩みです。練習が続くかどうかは、実は腕前よりギターを手に取るまでの手間で決まることが多いのです。

Spark PEDALは充電式で、ギターとヘッドホンを挿せばすぐに音が出せます。電源コードを探す必要がなく、夜でも音量を気にせず弾ける。「10分だけ弾く」を毎日続けやすい環境を作れるのが、この製品の一番の価値だと考えています。ヘッドホン練習の考え方はヘッドホンアンプとはでも解説しています。

60秒ルーパーは「リズム感」と「アドリブ」の練習台になる

ルーパーは弾いたフレーズを録音して繰り返し再生する機能です。コード進行を録って、その上でメロディやソロを弾けば一人でも合奏の練習ができます。自分の演奏がループで返ってくるので、リズムのズレにも気付きやすいのが利点です。

60秒あれば、4小節や8小節の進行を録るには十分な長さです。具体的な練習メニューはルーパーの使い方ギターアドリブの基本をご覧ください。

33種のアンプモデルで「音作りの耳」を育てる

アンプモデルとは、有名なアンプの音をデジタルで再現したものです。クリーンな音から激しく歪んだ音まで切り替えて弾き比べると、同じフレーズでもアンプによって弾き心地が変わることが体感できます。

ただし、選択肢が多いと音選びだけで時間が過ぎてしまいがちです。初心者の方は「クリーン1つ、軽い歪み1つ、しっかり歪み1つ」の3つに絞って、まずはそこで練習するのがおすすめです。フットスイッチ3つ・プリセット6つという構成は、この絞り方と相性が良いと感じます。エフェクトの全体像はエフェクターとはで整理しています。

USB-C接続で録音して「自分の演奏を聴く」習慣を

USB-Cでパソコンにつなぐとオーディオ・インターフェースとして使えるため、そのまま自分の演奏を録音できます。録音して聴き返すのは、上達が早い人ほど取り入れている練習法です。弾いているときには気付かないミュートの甘さや、リズムの走りがはっきり分かります。やり方はギター録音のやり方で解説しています。

このニュースから学べる、練習用機材選びの視点

マルチエフェクターは多機能なほど魅力的に見えますが、練習用として選ぶなら次の順番で考えると失敗しにくくなります。

  • すぐ弾けるか:電源・接続の手軽さ。準備が面倒な機材は使わなくなる
  • 音量を気にせず弾けるか:ヘッドホン出力の有無は自宅練習では必須級
  • 練習機能があるか:ルーパーやリズム、録音機能は上達に直結する
  • 音作りは絞れるか:機能の多さより、よく使う音にすぐ切り替えられるか

ライブやスタジオでアンプに直接つなぐ場合との違いはアン直とエフェクターの使い分けで、複数のペダルを組む場合はペダルボードの組み方で解説しています。

まとめ

Positive Gridの「Spark PEDAL」は、希望小売価格34,980円(税込)で2026年9月25日(金)発売予定。33種のアンプモデル、43種のエフェクト、60秒ルーパー、最長7時間のバッテリー駆動を0.56kgのボディにまとめています。

講師の目線では、「すぐ弾ける・音量を気にしない・一人で合奏と録音ができる」という、練習を続けるための条件が1台に揃っている点が魅力です。機材はあくまで練習を続けるための道具。どんな環境なら自分が毎日ギターを触れるかを基準に選んでみてください。

「機材は揃えたけれど、何をどう練習すればいいか分からない」という段階からでも、一緒に練習メニューを組み立てていくことができます。

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