2026年9月11日時点の情報です。価格・仕様・発売日は変更される場合がありますので、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

2026年8月26日、ギタリスト/シンガーソングライターの弓木英梨乃さんにとって初のシグネチャーモデル「Erino Yumiki Stratocaster®」がフェンダーから発表されました。発売日は2026年9月24日(木)で、すでに予約販売が始まっています。

スペックを読むと「弾きやすさ」と「音の守備範囲の広さ」を詰めた実戦的な1本だと分かります。公式情報をもとに概要を整理し、講師の視点で注目点を解説します。

発表の概要

フェンダーミュージックの発表によると、本モデルは弓木さんが長年愛用してきたAmerican Ultra Stratocaster® HSSをベースに、本人の要望を一つずつ反映して開発されました。

カラーはYellow Pearl。鮮やかなイエローにパールのきらめきを重ね、ゴールドのハードウェアを組み合わせています。色味と輝きは何度も調整を重ねたと紹介されています。

価格・発売日・販売店舗

  • 販売価格:220,000円(税込・公式発表)
  • 発売日:2026年9月24日(木)
  • 予約販売:2026年8月26日からFender Flagship Tokyoとフェンダー公式オンラインショップで受付
  • 取扱店:上記の予約販売実施店舗とフェンダー正規取扱店

発売を記念して、限定ピックセット「Erino Yumiki Signature Picks」も同日に発売されます。本人が描いたイラスト入り12枚セット(346シェイプ・HEAVY、スライド缶付き)で、販売価格は3,850円(税込・公式発表)。予約なしで、Fender Flagship Tokyoと公式オンラインショップ限定です。

※最新情報は公式サイトでご確認ください。

主なスペック

  • ボディ:アルダー(グロス・ポリウレタン仕上げ)/通常のストラトキャスターより約5mm薄い設計/ヒールカット加工
  • ネック:メイプル/Modern “D”シェイプ/ネック裏オイルフィニッシュ
  • 指板:ローズウッド/9.5″–14″コンパウンドラジアス(241–355.6mm)
  • フレット:22本(ミディアムジャンボ)
  • スケール:25.5インチ(648mm)
  • ナット:牛骨/幅1.650インチ(42mm)
  • ピックアップ:HSS構成(新設計のErino Yumiki Original Noiseless™とErino Yumiki Original Humbucking)
  • ブリッジ:2点支持のシンクロナイズド・トレモロ
  • ペグ:ロッキングタイプ
  • ハードウェア:ゴールド
  • 出荷時の弦:.009–.042
  • 付属品:ギグバッグ

※仕様はギター・マガジンWEBおよびFenderNewsの記載によります。ピックアップの搭載位置やコントロールの詳細は、公式製品ページでご確認ください。

講師の視点:スペックの注目点

約5mm薄いボディとヒールカットは「疲れにくさ」に直結する

まず注目したいのがボディの薄さです。5mmと聞くとわずかに思えますが、ギターは肩から吊って何時間も抱える楽器です。厚みが減ると重さと体への当たりが軽くなり、長時間の演奏での疲れ方が変わります。レッスンでも、立って弾くと数曲で肩や腰が辛くなるという相談はとても多いです。

ネックとボディの接合部を削るヒールカットは、ハイポジションで手のひらがボディに当たりにくくなる加工です。15フレット以降でのソロを弾くときに効いてきます。

コンパウンドラジアス指板は「コードもソロも」のための設計

指板のアール(丸み)は、ローポジション側が9.5インチ、ハイポジション側が14インチと、場所によって変わります。丸みが強いローポジションはコードを握りやすく、平らに近いハイポジションはチョーキングで音が詰まりにくい。1本のネックで両方の良さを取りにいく設計です。

Modern “D”シェイプは、比較的薄めで平らな背面をもつネック形状です。手の小さい方でも握り込みやすく、速いフレーズで左手を動かしやすいのが特徴です。ネックの形と押さえやすさの関係はギターのネックとヘッドの構造で詳しく解説しています。

HSS構成は1本でジャンルをまたぐための選択

ピックアップは、シングルコイル系のノイズレス2基とハムバッキング1基のHSS構成です。ノイズレスはシングルコイルらしい抜けの良さを残しつつ、「ジー」というノイズを抑えるタイプ。ハムバッキングは出力が高く、歪ませたときに太く粘りのある音になります。

公式発表でも深い歪みから繊細なニュアンスまで対応すると説明されています。クリーンのカッティングと歪んだリードを1本で行き来するような、ジャンルの幅が広い演奏に向いた組み合わせです。ピックアップの切り替えで音がどう変わるかはピックアップセレクターの使い方をご覧ください。

ロッキングペグと2点支持トレモロでチューニングを安定させる

ロッキングペグは弦をペグ内部で固定する仕組みで、巻き数が少なくて済むぶん弦交換が早く、アームを使ってもチューニングが狂いにくいのが利点です。2点支持のトレモロもアーム操作後に音程が戻りやすい構造として定着しています。仕組みはギターのペグとはギターのブリッジとはで解説しています。

このニュースから学べる、エレキギター選びの視点

今回のモデルはプロ仕様ですが、スペックの考え方は初心者の楽器選びにもそのまま使えます。

  • 重さと厚み:長く弾くほど効く。立って弾く予定があるなら特に重視
  • ネックの形と指板のアール:コード中心かソロ中心かで向き不向きが変わる
  • ピックアップ構成:クリーン中心ならシングル、歪み中心ならハムバッカー、両方ならHSS
  • 弦の太さ:出荷時の.009–.042は細めで、チョーキングがしやすく指も痛くなりにくい

「どれくらい軽いか」「どれくらい握りやすいか」は、数字を見るだけでなく実際に抱えて確かめるのが一番です。予算ごとの考え方は初心者向けエレキギターの選び方、弦の選び方は弦の種類と太さ(ゲージ)の選び方を参考にしてください。

まとめ

弓木英梨乃さん初のシグネチャーモデル「Erino Yumiki Stratocaster®」は、販売価格220,000円(税込)、2026年9月24日(木)発売。Fender Flagship Tokyoと公式オンラインショップで予約を受け付けています。

約5mm薄いボディ、ヒールカット、コンパウンドラジアス指板、HSS構成、ロッキングペグと、「長く快適に弾けて、1本で幅広い音が出せる」ことに仕様が集中しているのが特徴です。

スペックの意味が分かると、楽器選びも練習もぐっと楽しくなります。「自分に合うエレキギターが分からない」という段階からでも、一緒に考えていくことができます。

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