※本記事は2026年10月19日時点の情報です。公演日程・会場・チケットに関する最新情報は、必ずSCANDAL公式サイトでご確認ください。
大阪出身の4人組ガールズバンド、SCANDALが2027年8月21日をもって活動を終了することを発表しました(ぴあ音楽 2026年8月24日)。その最後の旅となるのが、2026年10月22日から2027年5月1日まで全国47都道府県を回る『SCANDAL FINAL TOUR 2026-2027「SCANDALの47都道府県ツアー」』、全52公演です。
SCANDALはHARUNA(Vo/Gt)、MAMI(Gt/Vo)、TOMOMI(Ba/Vo)、RINA(Dr/Vo)の4人編成。ギター好きにとっての聴きどころは、歌いながら弾くHARUNAのリズムギターと、リードを担うMAMIのギターの役割分担です。全員が歌えるバンドだからこそ、ギターは「歌を邪魔せず、でも埋もれない」バランスで作られています。この記事では公演概要を整理し、ライブで注目したいギターのポイントと練習に持ち帰れることを、現役プロ講師の視点で解説します。
SCANDAL FINAL TOUR 2026-2027の概要
ツアーは東京・恵比寿LIQUIDROOMで開幕し、全国47都道府県を巡って、2027年5月1日(土)のZepp DiverCity(TOKYO)でファイナルを迎えます。公式サイト掲載の日程を時期ごとにまとめると次のとおりです(会場・開演時刻の詳細は公式サイト参照)。
| 時期 | 主な開催地 |
|---|---|
| 2026年10月 | 東京(恵比寿LIQUIDROOM)で開幕、青森・秋田・岩手・宮城 |
| 2026年11月 | 山形・福島・北海道(小樽/帯広/旭川)・富山・新潟・鳥取・島根・山口・京都・滋賀・静岡 |
| 2026年12月 | 千葉・埼玉・石川・長野・岡山・広島 |
| 2027年1月 | 徳島・香川・高知・愛媛・宮崎・鹿児島・和歌山・三重・岐阜 |
| 2027年2月 | 茨城・長崎・佐賀・大分・熊本・沖縄・福井 |
| 2027年3月 | 群馬・栃木・兵庫・奈良・山梨 |
| 2027年4〜5月 | Zepp Sapporo/Zepp Nagoya/Zepp Osaka Bayside/Zepp Fukuoka/川崎CLUB CITTA’/Zepp DiverCity(TOKYO)2days(5月1日がツアーファイナル) |
チケットは時期ごとに発売スケジュールが分かれています。2026年10月〜2027年2月前半のライブハウス公演はスタンディング(整理番号付き)で一般7,000円・学生6,000円(税込・ドリンク代別、公式発表)。それ以降の公演はホール指定席やZeppの1Fスタンディング/2F指定席など形態が異なり、料金・先行受付日程も個別に設定されています。※最新情報は公式サイトでご確認ください。
なお、ぴあの報道によると、毎年恒例のクリスマスライブ『BEST★Xmas 2026』が2026年12月24日(木)に豊洲PITで、活動最後のワンマンライブが結成21周年の記念日にあたる2027年8月21日(土)に横浜アリーナで予定されています(詳細は後日発表)。
SCANDALのギターの聴きどころ
HARUNA:歌を支える「弾き語り型」リズムギター
フロントで歌うHARUNAのギターは、バンドの土台になるリズム担当です。歌いながら弾くギターは、どうしても複雑なことはできません。そのぶんコードの刻み方・ストロークの強弱・ブレイクの決め方で曲の推進力を作っているのがポイント。ボーカルのフレーズが詰まる場所ではシンプルに、間奏やサビ前では8ビートの刻みを強めて一気に熱量を上げる、といった「歌との呼吸」に注目して聴いてみてください。
MAMI:歌メロの隙間を埋めるリードギター
MAMIのギターは、リフ・オブリガート(歌の合間の合いの手)・ソロと、楽曲の表情づけを一手に担います。聴きどころは「歌が休んでいる場所にだけフレーズを置く」という配置の上手さ。ボーカルの最中は単音を控えめにし、フレーズの切れ目でキャッチーなメロディを差し込むことで、ギターが前に出ても歌とぶつかりません。ギターソロも、速弾きで押し切るより「口ずさめるメロディ」を重視したタイプで、コピーの題材としても取り組みやすいのが魅力です。
2本のギターの住み分け
ツインギターのバンドでありがちな失敗が、2人が同じ音域で同じようにコードを鳴らして音が団子になること。SCANDALのライブでは、片方がコードで面を作り、もう片方が高めの音域で線を描くという役割分担がはっきりしています。同じコードでも、片方がローコード、もう片方がハイポジションのボイシングを選ぶだけで、アンサンブルの見通しは大きく変わります。ライブでは2人の左手のポジションの違いにも目を向けてみてください。
ライブで注目したいポイント
- 会場ごとのサウンドの違い:今回は各地のライブハウス・ホール・Zeppと会場規模がさまざま。小さめのライブハウスはギターアンプの生音に近いニュアンスが、Zeppクラスではバンド全体の厚みが楽しめます。
- コーラスとギターの両立:4人全員が歌うバンドなので、コーラスを取りながら弾く場面が多くあります。歌いながら弾くときに右手のストロークがどう簡略化されているかは、弾き語りをする人にとって大きなヒントです。
- 曲間のチューニング・持ち替え:ギターの持ち替えや曲間の段取りにも、ステージ慣れしたバンドならではの工夫が見えます。
- 最後のツアーという特別さ:20年分の楽曲から選ばれるセットリストを、その土地で一度きりの機会として味わえるツアーです。
練習に持ち帰れること
SCANDALのギターから学べるのは、テクニックの難易度よりも「バンドの中でギターがどこに居るべきか」という考え方です。レッスンでも、ソロは弾けるのにバンドで合わせると音が埋もれたり、逆にうるさくなったりする方は少なくありません。おすすめの練習は次の3つです。
- 好きな曲を1曲選び、歌メロを口ずさみながらコードストロークだけを通して弾く(歌と刻みの両立)
- 同じコード進行を、ローコードとハイポジションの2通りのボイシングで弾き分ける(ツインギターの住み分け)
- 歌メロの「休符」の位置を書き出し、そこにだけ短いフレーズを入れてみる(オブリガートの配置)
どれもエレキ・アコギを問わず取り組めて、初心者の方でも今日から始められる内容です。
まとめ
SCANDALは2027年8月21日の活動終了に向け、2026年10月22日から2027年5月1日まで、全国47都道府県・全52公演のファイナルツアーを開催中です。チケットは時期ごとに発売スケジュールが異なるため、公式サイトで最新情報を確認してください。
聴きどころは、歌を支えるHARUNAのリズムギターと、歌の隙間にフレーズを置くMAMIのリードギター。「何を弾くか」と同じくらい「どこで弾かないか」が大切だということを、ぜひ会場で体感してください。
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