※本記事は2026年10月12日時点の情報です。公演日程・会場・チケットに関する最新情報は、必ず公式の案内でご確認ください。

3ピースバンドのthe cabsが、全国ライブハウスツアー「the cabs tour 2026-27 “Anemoica”」の開催を発表しました。報道によると、2026年12月13日の千葉LOOKを皮切りに、2027年3月9日の東京・渋谷CLUB QUATTROまで、全国15都市18公演。バンド史上最長のツアーで、終盤の名古屋・大阪・東京はCLUB QUATTROでの2デイズです。

the cabsの曲は、ギターを弾く人ほど「これ、本当にギター1本で鳴らしているの?」と驚くタイプの音楽です。透明なアルペジオが鳴っていたかと思えば、次の瞬間には歪んだ音の壁になる。その振れ幅を高橋國光(G, Vo)のギター1本が担っています。この記事では公演概要を整理したうえで、ギターの聴きどころと、練習に持ち帰れるポイントを現役プロ講師の視点で解説します。

「the cabs tour 2026-27 “Anemoica”」の概要

ツアーは12月から翌年3月にかけての全18公演。すべてライブハウスでの開催です。

日程会場エリア
2026年12月13日(日)千葉LOOK千葉
12月22日(火)F.A.D YOKOHAMA神奈川
2027年1月9日(土)高松MONSTER香川
1月10日(日)YEBISU YA PRO岡山
1月17日(日)KYOTO MUSE京都
1月23日(土)札幌PENNY LANE24北海道
1月29日(金)仙台darwin宮城
1月30日(土)HEAVEN’S ROCK 宇都宮 VJ-2栃木
2月5日(金)福岡BEAT STATION福岡
2月11日(木・祝)甲府CONVICTION山梨
2月13日(土)金沢REDSUN石川
2月14日(日)新潟GOLDEN PIGS RED STAGE新潟
2月19日(金)・20日(土)名古屋CLUB QUATTRO愛知
3月2日(火)・3日(水)梅田CLUB QUATTRO大阪
3月8日(月)・9日(火)渋谷CLUB QUATTRO東京

the cabsは首藤義勝(Vo, B)、高橋國光(G, Vo)、中村一太(Dr)の3人組。2013年に解散し、2025年に再結成を発表しました。全国ツアーは、2025年の再結成ツアー「the cabs tour 2025 “再生の風景”」以来と報じられています。

チケットはオールスタンディング5,500円、U-22チケット4,000円(報道による。ドリンク代など入場時の条件は販売ページを確認してください)。オフィシャル/SNS先行は10月12日23:59まで、一般発売は11月14日10:00からと案内されています。先行の締め切りはこの記事の基準日当日ですので、これから申し込む方は一般発売の日時を控えておくとよいでしょう。

※日程・会場・料金・チケットの販売状況は変更される場合があります。最新情報は必ず公式の案内でご確認ください。
▶ the cabs 公式リンクページ/▶ イープラス the cabs チケット情報

出典:Billboard JAPAN/音楽ナタリー(Yahoo!ニュース配信)/Skream!

the cabsのギターはどこが面白いのか

コードを「かき鳴らす」のではなく「編む」

the cabsのギターでまず耳に残るのは、クリーントーンの細かいアルペジオです。コードをジャーンと鳴らす代わりに、構成音を1音ずつばらして、開放弦の響きを混ぜながら並べていく。ギターが伴奏でありながら、同時にメロディの役割も果たしているように聴こえるのはこのためです。

こうしたフレーズでは、同じコードでも「どの弦のどの位置で押さえるか」で響きが大きく変わります。考え方はボイシングの選び方|コードフォームの使い分けを現役プロ講師が解説で整理しています。

両手で音をつなぐタッピング

右手でも指板を叩いて音を出すタッピングは、速弾きソロの技というイメージが強いかもしれません。ですがこのジャンルでは、離れた音程をなめらかにつなぐための「伴奏の技術」として使われます。左手だけでは届かない音の並びが、両手を使うことでピアノのように鳴らせるわけです。基本のやり方はタッピングとは|やり方と練習方法を現役プロ講師が解説をどうぞ。

拍の数え方が変わるリズム

もうひとつの特徴が、拍子やアクセントの位置が次々に切り替わる展開です。4拍子で数えていると、いつの間にか頭の位置がずれている。聴き手を置いていくようでいて、3人の縦の線はぴたりとそろっている――このスリルがthe cabsの大きな魅力です。リズムを「ずらして重ねる」発想はポリリズムの基礎|仕組みと練習方法を現役プロ講師が解説が理解の助けになります。

3ピースだから、ギターの休符がよく聴こえる

ギター、ベース、ドラムが1人ずつの編成では、ギターが音を止めた瞬間に空間がはっきり空きます。the cabsはその「空いた場所」をベースとドラムが埋め、またギターが戻ってくるという受け渡しが非常に緻密です。静かなアルペジオから一気に歪んだ音へ切り替わる場面も、直前の休符があるからこそ効いてきます。

ライブで注目したい3つのポイント

  • クリーンと歪みの切り替わる瞬間……音色が変わる直前に、ピッキングの強さや音の止め方がどう変わるか。足元の操作と演奏を同時にこなす流れにも注目です。
  • ギターとベースの音域の住み分け……ギターが高い位置で細かく動くとき、ベースがどこでコード感を支えているか。3人の音が重ならずに聴こえる理由が見えてきます。
  • ライブハウスならではの距離感……小さな会場では、アルペジオの1音1音の粒や、ドラムのアクセントとギターの噛み合い方が、音源以上に生々しく届きます。

the cabsから持ち帰れる練習ポイント

1. アルペジオを「全部の音が聴こえるテンポ」で弾く

細かいアルペジオは、速く弾くことより1音ごとの音量と長さをそろえることが先です。メトロノームをゆっくりに設定し、どの弦の音も同じ大きさで鳴っているかを確かめましょう。テンポの上げ方はBPMとメトロノームの使い方|練習手順を現役プロ講師が解説を参考にしてください。

2. 拍子が変わるフレーズは、声に出して数える

変則的なリズムは、指で覚える前に口で数えるのが近道です。「1・2・3、1・2」のように区切りごとに声に出し、アクセントの位置を体に入れてからギターを持つ。数えられるフレーズは、テンポを上げても崩れません。

3. 鳴らさない弦を止める意識を持つ

クリーントーンでも歪みでも、フレーズがくっきり聴こえるかどうかは弾いていない弦をどれだけ静かにできるかで決まります。左手の指の腹や右手の手のひらで余計な弦に軽く触れ、狙った音だけが鳴る状態を作る。地味ですが、the cabsのような音数の多いギターには欠かせない土台です。

まとめ

「the cabs tour 2026-27 “Anemoica”」は、2026年12月13日の千葉LOOKから2027年3月9日の渋谷CLUB QUATTROまで、全国15都市18公演のライブハウスツアー。東京公演は3月8日・9日の渋谷CLUB QUATTROです。

聴きどころは、アルペジオ・タッピング・変則的なリズムを1本のギターで行き来する高橋國光のプレイと、3人の音の受け渡し。ライブや音源で「あのフレーズを弾いてみたい」と感じたら、まずはゆっくりのテンポで、1音ずつ粒をそろえるところから始めてみてください。

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