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ハーモニクス

ハーモニクスとは、特殊な奏法により出す、実際に押さえているフレットよりも高い「キーン」とした音(倍音)を指します。

“ハーモニクス”を出す方法としては、”ナチュラル・ハーモニクス”と”ピッキングハーモニクス”といった奏法があります。

“ナチュラル・ハーモニクス”は、弦の長さの1/2 1/3 1/4 1/5といった、弦全体の長さから等分した場所でのみ出すことができ、具体的にいうと各弦の5・7・12フレットといった場所で出すことができます。

上記のフレット上(仕切られた真ん中ではなく、金属のフレットの上)に軽く弦に指を当てて弾くことで”ハーモニクス”を出すことができます。

軽く当てる左手の指に微妙な加減がいる為、確実に出せるようになるには練習が必要です。

5・7・12フレット以外にも、3・4フレットなどでも出すことが可能ですが、押さえる部分が上の3つとは微妙に異なり、上手く音を出すことが難しいです。

“ピッキング・ハーモニクス”は、ポジションを問わずハーモニクスを出すことができ、ロックギターでは多用される奏法です。

“ナチュラル・ハーモニクス”と違いピッキングする右手が重要であり、ピッキングの直後に親指部分を軽くあてると出すことができます。

この時親指はすぐに放す必要があり、あて加減などに絶妙な感覚を必要とする為、こちらも確実に出せるようにするには練習が必要です。

ピックを少し深めに握り親指の腹を当てるのがコツです。

“ハーモニクス”はクリーンの音よりも歪んだ音の方が出せているかわかりやすい為、練習の時は歪ませて加減を確認しながらやりましょう。

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