チョークアップとは、”チョーキング”して弦を押し上げている状態から弾いて音を出すことです。

チョークアップは、”チョーキング”での弾いた後に弦を持ち上げる動作のことだと勘違いされがちですが、過程は含めずに”既にチョーキングで持ち上げている状態”から音を出すことを指します。

譜面での指示もチョーキングの”C”に対して、チョークアップは音符の上に”U”(1音)・”H.U”(半音)・”1H.U”(1音半)・”2U”(2音)といった表記がされます。

チョークアップは弾いてから弦を上げていくチョーキングと違い、持ち上げた状態から弾くため、自分が正しい音程まで弦を持ち上げているかが弾くまで判断できません。

その為正確に狙った音程へのチョークアップができるようになるには、"半音"や"1音"ではそれぞれ"どの程度弦を上げれば良いか"を感覚的に覚える必要があります。

これらを覚える為の練習としては、実際にチョークアップしてみた音と自分が上げたい音程の音を交互に出して聴き比べる(“5フレットから1音上げる”のであれば”7フレットを弾いた音”と聴き比べる)といった方法や、チューナーで音程を確認して覚える方法などがあります。

チョークアップの状態から弾いた後弦を元に戻していき音程を下げるのを”チョークダウン”と呼びます。

チョークアップとチョークダウンは一連の流れとしてセットで使われることが多く見られます。