12弦ギターとは、通常の6弦ギターにオクターブ上やユニゾンする弦を加え、12本の弦が張られた複弦ギターのことです。

7弦や8弦ギターといった主に低音弦を足すタイプとは異なります。

追加された各弦は、7弦や8弦ギターの様に6弦の上に一本づつ追加されるのではなく、通常の6弦ギターの各弦に、細いもしくは同一の太さの物を加え"複弦"にした形になります。

12弦ギターのヘッドには各弦用にペグが付いていますが、6~3弦に隣り合う弦は”1オクターブ上”、2,1弦に隣り合う弦は"ユニゾン"と、"2本で1組"になるようにチューニングして使用されます。

この1オクターブ上やユニゾンでチューニングされた弦を加えることにより、通常のギターとは異なる”広がりがあり美しく綺麗な響き”が12弦ギターの特徴です。

12弦ギターの演奏方法に関しては、1本ではなく2本の弦を押さえて弾くといった違いがありますが、通常の6弦ギターと大きくは変わりません。

12弦ギターは通常のギターと比べると取り扱っているお店は少ないですが、エレキギター・アコースティックギターどちらも製造販売されています。

エレキの12弦ギターとしてはダブルネックギターでもある、ギブソンのEDS-1275が有名です。