コンボ・タイプとは、ギターアンプの種類であり、アンプヘッドとキャビネットが一体となっているタイプのことです。
スタジオなどに置かれている2段以上に分かれた大型のアンプは”セパレート・タイプ”と呼ばれ、音色を作る”プリアンプ”にプリアンプからの信号を増幅させる”パワーアンプ”が搭載された”アンプヘッド”と、アンプヘッドで作った音を出すスピーカーを内蔵した”キャビネット”に分かれています。
このアンプヘッドとキャビネットが一体となり完結させたのが、コンボ・タイプのアンプです。自宅での練習で使われる小型のアンプの多くがこの”コンボ・タイプ"です。
ロック音楽で多く使われる真空管を搭載した”チューブアンプ”はセパレート・タイプ、”トランジスタアンプ"(ソリッド・ステート)”はコンボ・タイプのイメージが強いですが、近年ではVOX・Marshall・Mesa/Boogie他様々な有名メーカーが小型コンボ・タイプのチューブアンプを多く販売しています。
コンボ・タイプのアンプとして有名なローランドのJC-120(ジャズ・コーラス)は、マーシャルのJCMシリーズと共に多くのスタジオに置いている定番のアンプの1つです。