テレキャスターとは、フェンダー社が製造販売しているギターであり、同社の最も有名なエレキギターである"ストラトキャスター"よりも先に販売され、現在も多くの愛用者がいる歴史のあるギターモデルです。

1950年の発売当初は"ブロードキャスター"の名前で販売されていましたが、商標の問題から1951年より"テレキャスター"として売り出されました。

ネックとボディを別々に作りネジ止めするデタッチャブル(ボルトオン構造)や、特別な加工のないフラットトップボディ、金属プレートを使ったブリッジやコントロール部分と、とてもシンプルな構造になっています。

サウンド面では"ジャキジャキと歯切れが良く立ち上がりの早い音"で、テレキャスターはコード弾きに向いたギターとして扱われることが多々あります。

現在のスタンダードモデルはサドル部分が6弦全て独立していますが、ヴィンテージや"CLASSIC PLAYER "といったモデルはサドル部分が3Way(1,2・3,4・5,6弦が共通)であり、各弦のオクターブチューニングが合わせられず扱いが難しいエレキギターとされています。

こだわりのある方はヴィンテージモデルを選択して使用していますが、始めたばかりでテレキャスターを買う場合は各弦のサドルが独立したタイプを選ぶのが無難です。

ボディ木材としてはストラトキャスターと同じく、硬くアタック感の強い"アッシュ"とバランスが良く中音域に粘りのあるアルダーが定番となっています。