キャビネットとは、アンプから送られた信号を最終的に音として出すスピーカーが搭載された箱状の機材です。

ライブハウスやスタジオで見られる2段や3段に分かれた大型アンプの下にあるのがキャビネットです。このアンプヘッドとキャビネットに分かれているのを"スタックタイプ"と呼びます。

自宅での練習などで使用する小型のアンプは、スタックタイプで分かれていたアンプヘッドとキャビネットが一体となったもので、"コンボタイプ"と呼ばれます。

キャビネットのスピーカーユニットは、各メーカーの各モデルにより作りや出力などに違いがあり、それにより出音も大きく変わります。その為、ギターやアンプと共にサウンドを決める重要な機材とされています。

搭載しているスピーカー数は、大型のものでは"4つ"小型のものであれば"1つ"と数に違いがあり、それぞれ"1発"や"4発"という呼ばれ方をします。

4つのスピーカーが搭載されている大型のキャビネットは、4つ全てが正面を向いているものと上の2つが斜め上向きになっているタイプなど違いがあり、上向きしたものは"音に広がり"があり、4つ全てが正面を向いたタイプは比べてパワーがあるとされています。

大型のキャビネットは重く持ち運ぶのが難しい為、移動しやすいようにキャスターの付いたタイプもあります。

キャビネットで有名なメーカーとしてはアンプでも有名な"マーシャル(Mashall)"やメサブギー(Mesa/Boogie)"が挙げられます。