ホールトーンスケール-HoleToneScale
ホールトーンスケール-HoleToneScale

本日は全国ツアー真っ只中、ミリオンセラーアーティストの方がレッスンにお越しくださいました。

昨日は海外のイベントやフェスで活躍するアーティストの方など、最近は第一線で活躍する方のレッスンが増え、私も1レッスン、1レッスン気合が入ります。

また、初心者の方も多くレッスンを始めておりますのでレッスン内容はその方のレベルや目標に合わせてギターレッスンを行っております。

さて、本日はホールトーンスケール(whole tone scale)のレッスンでした。

ジャンルにもよると思いますが、ホールトーンスケール…馴染みがないですよね?(笑)

確かに掴みどころのない不思議な響きです。私の中ではUFOが降りてきたみたいな響きだと思ってます(笑)

しかし、スティービー・ワンダーの「you are the sunshine of my life」のイントロなど名曲に使われていることも多くあります。

言葉で説明するのはとても難しいのですが、簡単にホールトーン・スケールの説明をしてみます。

“ホールトーン”は”全音(1音)”と言う意味です。
全て全音(1音)で構成された音階がその名のとおりホールトーンスケールなのです。
半音を持っていないスケールと言うことです。

Cのホールトーンスケールで考えてみると、
C,D,E,F#,G#,A#(Bb)
と言う構成音になります。

あれ?6音しかない。
そうなんです。ホールトーンスケールは6音で構成されたスケールなのです。

通常のスケールは1オクターブ内に全音と半音が存在します。
例えて言うなら、一歩(全音)と半歩(半音)を組み合わせて、少し先の地点(オクターブ)に到達します。

ホールトーンスケールは半歩なしで全て一歩で同じ距離を進んでしまいます。
そのため他のスケールに比べ、少ない歩数でたどり着いてしまうのです。
イメージできましたか?

またその特殊な規則性から指板上のフィンガリングも今までにない形になります。

例えば1つの弦に対し、全音と全音の3noteを弦が変わるごとに1フレット(2,3弦間は2フレット)ずらして斜めに進む形や弦ごとに3音、2音、3音、2音と真下に上昇下降する形、2弦3弦は上下に音が並びそれを水平移動させる形など、規則性が高い分、今までにないようなフィンガリングが出来ます。

ギターはフィンガリングのパターンによって出てくるフレーズが変わりやすい楽器ですので、規則性の高い、今までにないフィンガリングパターンから生み出されるフレーズはサウンド同様、面白いものになります。

ホールトーンスケールはオーギュメント7th(aug)のコードに非常によく合います。

オーギュメント7thコードの使用はとてもセンスが必要なコードではありますが、ノラ・ジョーンズ「Don’t Know Why」など名曲の多くに使われております。

是非、オーギュメント7th(aug)のコードと合わせてホールトーンスケールを練習してみてください。
今までにないサウンドが手に入りますよ。

♪東京新宿 KazTakayamaギター教室で行っているレッスンの一部をご紹介しています。

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