マホガニーとは、エレキギターのネックやボディ材、アコースティックギターのサイド・バック材としてよく使用されている木材です。
アコースティックギターではローズウッド・メイプル、エレキギターではアルダー・アッシュ・メイプル等と並ぶ代表的なギター材の1つです。
材質としては軽量で柔らかく加工しやすい特徴があり、ギターだけでなく高級な家具などにも使われています。
マホガニーをボディ材として使用したギターは、"中音域が豊かで暖かみのある音"になる傾向があり、音のバランスも良いとされています。
高域は比べて弱くアタック感には欠ける特徴があり、ギブソン社のレスポールではこれを補うようにアタック感の強いメイプルをラミネート加工で組み合わせるといった構造も見られます。
楽器材として優れているマホガニーですが、昔に比べ希少価値が上がっており、高価なギター以外では安価で似た材質のサペリ(別名サペリ・マホガニー)が代わりに使われる傾向があります。