タッピングとは、ピックではなく指で弦を叩くようにして音を出す”ハンマリング・オン”と、弦を抑えている指を軽く引っ掛けながら離し音を出す”プリング・オフ”を”同じ弦上で繰り返し行う”奏法です。
片手で行うこともありますが、両手でより広い音程間の3音以上を繰り返し高速で弾く奏法は、ライトハンド奏法という名称でも非常に有名です。
2音間を繰り返し弾く場合はトリル奏法と呼ばれます。
ピックで弦を弾くピッキングと違い、アタック感の無いレガート(なめらかで音の切れ目の無い)なニュアンスをつけることができます。
タッピングは特にコードを形成する3音(Aマイナーコードでのラ・ド・ミ等)などによる、規則的な形の繰り替えしのフレージングで弾かれることが多く、その他の奏法と織り交ぜ弦移動しながらのスケールの駆け上がりやかけ下がりも見られます。
ロックやメタルでの技巧的なソロで多々見る奏法ですが、ギタリストである”エドワード・ヴァン・ヘイレン”のプレイがメディアで取り上げられた事で広まりました。
この時に”ライトハンド奏法”として取り上げられた事でこの名称が有名になった経緯があり、タッピングとしてはそれ以前から、形は違えどジャズなどでよく使われていた奏法です。
現在ではエレキギターに限らずベースでの技巧的な奏法としてもよく見られます。
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