ストリングスとは、弦楽器の弦を意味する"ストリングの複数形"であり、バイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバスといった楽器や、それら弦楽器を主体とした演奏を指します。

また、それらを複数鳴らした時の音を模して作れたシンセサイザーなどの音色も”ストリングス”と呼ばれています。

近年ではクラシックに限らずポップスやロック音楽でも、音源によるものから本格的なオーケストラによるストリングスを導入している曲は多く、サビパートなどでの部分的な盛り上げから全体で壮大さを出すアレンジでの使用と、様々な場面で使われています。

ストリングスはシンセサイザーなどに基本的な音色として入っていますが、それ専用のより本格的な音源も1万円程から10万円程のものが市販で販売されています。

ストリングスもしくはストリングは、ギターに馴染みのあるパーツや奏法などの名称にも使われており、弦を巻く際にあると便利な"ストリングワインダー"、弦を巻きつける部分の"ストリング・ポスト"、ストラトなどに見られる弦を通し押さえるパーツである"ストリングス・ガイド"、弦を飛ばしてピッキングする"ストリングスキッピング"などがあります。