グラフィックイコライザーとは、複数並んだ特定の周波数帯を調整するベンドを上下させて音を変化させるイコライザー・エフェクターです。

イコライザー・エフェクターは大きく分けて2種類あり、どの周波数帯をブーストorカットするか視覚的に分かりやすい”グラフィックイコライザー”(略してグライコ)と、さらに細かく変化幅などを設定して調整できる”パラメトリックイコライザー”(略してパライコ)があります。

"パラメトリックイコライザー"の方が細かい調整ができ音質の劣化も少ないとされていますが、各ツマミを調整することでの変化が視覚的に分かりづらく、とても慣れが必要な為上級者向けのイコライザー・エフェクターとされています。

これに比べ”グラフィックイコライザー”は、指定された各周波数帯を持ち上げてブーストするか下げてカットするかという単純な構造で視覚的にも分かりやすい為、"音抜けをよくしたい時は3.2kHzのベンドを上げよう”や、"音を太くしたい時は400hzのベンドを上げよう”など気軽に調整ができます。(イコライザーは補正であり、基本的な音作りはギター本体やアンプなどの機材やその設定が重要です)

"グラフィックイコライザー"はメーカーや商品によりバンド数(変化させる周波数のツマミ)が違い、ギターなどのコンパクトエフェクターとしては5〜7が標準ですが、ラックタイプの物となると30を超える物もあります。

コンパクトエフェクタータイプの"グラフィックイコライザー"としては、マスターボリュームを調整する機能もついたBOSSのGE-7が有名です。