アームとは、トレモロ・アーム/トレモロ・ユニットと呼ばれるピッチ(音程)を変化させる機構の一部であり、上下させる事で様々な音程の変化をつけられる棒状のパーツです。
これを使用した奏法を”アーミング”と呼び、細かいものから大きな音程の変化まで付ける事が可能であり、様々な表現をする事ができます。
アームを使ったプレイは基本的には3種類に分けられます。
・アーム・アップ
アームをボディ側から引っ張り持ち上げる事により、弦のテンションを強め音程を上げる奏法です。
・アーム・ダウン
アームをボディー側に押し込む様に倒すことにより、弦のテンションが緩め音程を下げる奏法です。
エレキギターの基礎的な奏法である”チョーキング”は、弦を持ち上げる事によりテンションを強め”音程を上げる”ことができますが、緩めて”音程を下げる”事ができないので、これはアームならではの音程変化の奏法です。
・アーム・ビブラート
アーム・アップとアーム・ダウンの繰り返しや戻しで、音にゆらぎをつける奏法です。
アーム・ビブラートはアーム・ダウンと同じく、チョーキング・ビブラートでは不可能な”元の音程から上下の変化”によるゆらぎを作る事ができます。
アーム・ビブラートは、単音だけでなくコードを弾いた後に変化を付ける様に使用される事も多いです。
基本的にはこれら3つですが、変化を付ける速さや付け方には決まりはなく、派手なプレイから、細かな揺らぎでの情感を込めたプレイまで様々な表現が可能です
ロックギターにおいては、ハーモニクスをかけた後にアームを大きく上下させ派手な変化を付ける奏法が好まれています。
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