空ピッキングとは、ピッキングの動作はしつつ実際には弦に当てず弾かない動作のことを指します。

基礎的なピッキングは大きく分けて、上から下へと振り下ろし弦を弾く”ダウンピッキング”と、その逆の下から上へと振り上げて弾く”アップピッキング”の2種類と、アップピッキングとダウンピッキングを繰り返す”オルタネイトピッキング”があります。

このアップピッキングとダウンピッキングは、”表のタイミングではダウン”・”裏のタイミングではアップ”といった感じで、演奏中リズムキープをするのにそれぞれ適切なタイミングがあります。

これらのことを守らなくても曲を演奏することは可能であり、独学で練習した方は厳密にできていなかったりしますが、この基礎ができていないとリズムキープが上手くできていなかったりする為、演奏の上達を妨げます。

空ピッキングは、このピッキングで一定のリズムキープをする際、曲中休符があり弾けない部分がある場合などに、腕は動かしても弦を弾かずに外す動作をすることです。

空ピッキングは、主にコードストロークでの演奏で重要視されます。

休符が無い曲というのは まず存在しない為、適切なリズムキープに必要な空ピッキングはとても重要な技術の一つとされています。

空ピッキングを覚えるには、曲を練習する際メトロノームを鳴らしながらこれを意識すると良いです。