リアピックアップとは、通常2つもしくは3つエレキギターに付けられたピックアップの中で、ブリッジ側(一番下)についたピックアップを指します。

リアピックアップの反対側であるネック側に付けられたものを”フロントピックアップ"と呼び、3つ付いているタイプの真ん中を”センターピックアップ"と呼びます。

ピックアップはどの位置に設置するかで音が変わり、ブリッジ側(リア)に近い位置に設置すると"高音域が強調された鋭く抜けの良い音"になり、逆にフレットに近いフロント側に設置すると"中音域から低音域が強調された太くて甘い音"になります。

これらの特徴から、センタやリアの位置にそれぞれ適したピックアップが各メーカーから製造されています。

しかし、どのピックアップをリアもしくはフロントに付けるかに決まりはなく、好みから適正とされる位置とは異なる位置に付けて使用しているギタリストもいます。

"リアピックアップ"と"フロントピックアップ"どちらで音を拾うかは、ピックアップセレクターで切り替えることができ、ロック音楽ではバッキングを演奏する際は"リアピックアップ"を使用し、ギターソロを演奏する際は"フロントピックアップ"にするといった切り替えも見られます。