電気的な増幅をせずに楽器本体で音を出すものをアコースティック楽器と呼ばれますが、アコースティックギターに専用のピックアップを付け、音を拾いアンプで増幅させて音を出すタイプをエレキアコースティックギター(エレアコ)と呼びます。

このアコースティックギターピックアップは元よりエレアコとして付いているものだけではなく、通常のアコースティックギターに後付けで装着して使用できる物も存在し、大きく分けて4種類あります。

・マグネチックピックアップ
見た目や構造としてはエレキギターのピックアップと同じであり、弦振動を拾うタイプです。
特にギター自体に改造を施す必要がなく付け外しはとても簡単。
欠点としてはサウンドホールにはめこむ為、見た目的に目立ち、少々重量があります。

・ピエゾピックアップ(コンタクト・貼り付け)
名前の由来となっているピエゾと呼ばれる素子を使った物であり、ボディ内部に貼り付けて使用するタイプです。
マグネチックとは異りボディトップの振動も拾える為、ボディを叩くスラム奏法をする際に向いています。

欠点としてはボリュームを上げるとハウリやすく、取り付けに場所により音の具合が変わる為、專門的なお店に頼んで装着しないと良い音が出せません。

・ピエゾピックアップ(インブリッジ)
最もエレアコに搭載されている事が多い一般的なタイプであり、ブリッジサドル部分に取り付けて使用します。

ハウリングに強くボリュームを大きく出した演奏が可能です。
欠点としてはアタックが強く歯切れの良い音となる為、アコギ本来の生音とは遠い音になってしまいます。
取り付けには專門的な技術がいる為、コンタクトと同じくお店に頼む必要があります。

・小型コンデンサーマイク
専用に小型化したマイクを内部に貼り付け音を拾うタイプです。

直接マイクで拾う為最もリアルな質感の音になります。
欠点としてはとてもハウリやすくノイズも乗りやすい為、他楽器と合わせての使用には向いていません。

以上これらの4種類をアコースティックピックアップの基本としていますが、単体だけなく組み合わせてそれぞれの長所を生かしたタイプも存在します。

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